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2021年11月30日(火)

国産3種を食べ比べ とち はぜ そよご どれがオススメ?

 はちみつは「嗜好品」だと思っていましたが、はちみつのことを知れば知るほど、毎日の生活に欠かせないアイテムとなり、今では毎朝ティースプーンに1杯取り入れています。

それに、はちみつ市場もどんどん広がって、商品ラインナップも多種多様になっていますよね。なので、色んなはちみつアイテムやフレーバーを試すことができ、「楽しい」という感覚ではちみつを食べています。

子どもの頃、「はちみつ」というと、でっかい容器にはちみつがたっぷり入っていて、パッケージにはリアルな蜂が描かれており(少し怖い)、気づいたら白く固まって、ふたも開かず、全然出てこない...。

 ホットケーキを食べる時なんかは、メープルシロップの代用品。というくらい出番がないものだと思っており、はちみつには全然魅力を感じていませんでした。

けれど今、大人になって、あらゆる美容法なども試したり失敗したりしてきた中で、毎日少しずつのはちみつを取り入れることは、とってもシンプルで、とっても身体が喜ぶ美容&健康方法だなって思い、日々のルーティンにしています。

はちみつ容器

▶フレーバーの違い

そもそもはちみつにこんなにも沢山の種類があるって知ったのも、ごく最近のことです。蜂がみつを取りにいくお花の数だけはちみつの種類があるということは、考えれば分かることですが、関心がないということはその程度のものなのです。国内だけにとどまらず海外まで視野を広げると、本当に沢山の種類がありますが、神戸養蜂場にも色んなフレーバーのはちみつがあるんですよ。

今日はその中でも選りすぐった3種類、とち・はぜ・そよごをご紹介したいと思います。

国産3種はちみつ

▶とち はぜ そよごの特徴は?

「とち」

私は自分の目で「とちの木」を見たことがないのですが、写真で見ると面白い見た目をしていますね。ふわふわしているというか「いわゆる花感」がないというか。近くで見ると小さな花が沢山咲いている事がよくわかるのですが、白から薄紅色の穂状の花はなんとも可憐な可愛いお花です。開花時期は5~6月頃。そんなとちからとれるはちみつの特徴は「香り」です。

味ははちみつの中ではポピュラーでまろやかな甘みがあり、後味がサッパリしています。トーストに塗ったり、ドリンクにサッと入れたり。濃い食事のあとにお口をスッキリさせたいときにもおすすめですし、お手製のレモンはちみつ漬けを作る時なんかにも使えます。

「はぜ」

はぜって聞いてまず思い出すのは魚の方ではないですか?それは私だけでしょうか。ここでお話するのは木の方です。はぜの木は、5月中旬から下旬にかけて徐々に開花していきます。黄緑色の小さな花が房状に咲き、花が咲いた後には実を付けます。採取できるのが短期間のため、作られる量が少なく、貴重なはちみつとして重宝されています。このはぜのはちみつも特徴は「香り」です。他のはちみつよりも香りが強いというお声も多くいただきます。

味の特徴としては、やさしく爽やか。もちろんそのまま食べても美味しいですが、料理に少し甘みを足したいときにもぜひ使ってもらいたい一品です。

「そよご」

そよごって面白い名前ですよね。そよごは、葉っぱが特徴的な形状で、その葉と葉がこすれて独特な音を立てるんですが、そこに名前の由来があるそうです。風に揺れて音を立てることを「そよぐ」といいますが、そこから「そよご」と名づけられたそうですよ。花は5~6月頃に開花します。白くてとても小さく目立たないですが、とってもかわいいです。

控えめな見た目とは裏腹に香りはミントを感じさせる爽やかさが特徴です。さらっとしていますが、キャラメルのようなコクもあります。私はヨーグルトにかけて食べるのが好きですが、調味料と合わせてドレッシングにしてみても良いかもしれません。日々の食事にアクセントを、という感覚で試してみてはいかがでしょうか。



今日は3種類のはちみつをご紹介しましたが、これら「とち・はぜ・そよご」は食べ比べを楽しんでもらうセット販売もしています。気になった方はぜひ神戸養蜂場のオンラインショップで検索してみてください。