「人類の危機」にも影響!?減少する【ミツバチ】と環境問題の関わり
美味しいはちみつを作ってくれる、ミツバチ。
実はそれだけでなく、私たちが普段何気なく野菜やフルーツを食べられるのも、ミツバチが花粉を運んでくれているおかげです。
その理由は、世界中の植物や作物の大半が、ミツバチを媒介して受粉を行っているから。
「もしミツバチがいなくなってしまったら、人類は4年も生きられない」という言葉も存在するほど、重要な役割を担っています。
昨今ではミツバチが減少傾向にあり、食糧危機や環境問題の深刻化も懸念される状況です。
今回は、ミツバチと環境問題の関わりについてご紹介しますので、ぜひご一読ください。
世界から【ミツバチ】が消えてしまうと「人類滅亡の危機」!?
ミツバチは美味しいはちみつを作り出してくれる働き者というだけでなく、陰ながら地球全体の食糧危機や環境問題を救う重要な存在。
国連環境計画(UNEP)の報告によると、「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はミツバチによって受粉を媒介している」と言われています。
かの有名なアインシュタインも、「もしミツバチが地球上から滅亡したら人類は4年後に滅亡する」という言葉を残して警鐘を鳴らしたほどです。
それほど、ミツバチの仕事は人間にとっても影響を及ぼしているのですね。
このまま地球温暖化や環境汚染などの問題が深刻化して、もしミツバチが本当にいなくなってしまったら…
私たちは今までのように、キレイな自然の景色を眺めたり、美味しい野菜やフルーツを食べたり、そんな当たり前だと思っていたことができなくなってしまうかもしれません。
減少する【ミツバチ】を守るため、見つめ直すべき「環境破壊」
昨今では、地球温暖化や環境汚染によって世界中のミツバチが減少し、大きな問題となっています。
今後このまま状況が悪化して、さらに深刻な減少傾向となれば、私たちにとっても非常に危機的な問題に直面することになるでしょう。
それを防いでいくためにも、ミツバチの減少原因を解明し、減少を食い止めるための取り組みが重要です。
現在では、ミツバチの生命を脅かす一因となる農薬や化学物質などの使用規制やミツバチの生育地の保護などが行われています。
地球環境を保護するため、昨今では全世界でSDGsの取り組みが行われ、国内では特にサステナブルやエコに注力する企業も増加。
私たち自身の日常生活の中でも、環境に優しい再利用可能な商品を選び、なるべくゴミを出さないように配慮するなど、意識が高まってきました。
これらの様々な取り組みが、ミツバチの減少を抑え、ひいては地球環境の保全に繋がると考えられます。
【ミツバチ】の減少問題は、決して他人事ではない!
今回は、ミツバチと環境問題の関わりについてご紹介しました。
ミツバチの減少問題は環境問題に直結していて、その影響は人類にとっても計り知れません。
こうして考えてみると、決して他人事ではないですよね。
一人一人が、ミツバチの減少を機に、今一度環境破壊の問題について真摯に向き合い、私たちの暮らしを省みることが大切なのではないでしょうか。
日常生活の中で身近にできることを継続して、ささやかなことでも「環境保護」を意識した工夫や努力を行っていきたいですね。
【引用・参考】
人間は、食料生産に不可欠なミツバチを救うために行動を変えなければならない – 国連報告 | 国連ニュース
https://news.un.org/en/story/2011/03/368622
農薬による蜜蜂の危害を防止するための我が国の取組(Q&A)(2016.11月改定):農林水産省