烏山椒はちみつをご紹介
「烏山椒(からすざんしょう)はちみつ」という種類をご存じでしょうか? あまり聞いたことのない種類のはちみつですが、今回はその魅力について調べてみましたのでご紹介します。
【烏山椒とは?】
まず、烏山椒という花についてご説明します。
烏山椒は、日本の他に、フィリピンや朝鮮南部、中国などの山に生えるミカン科・サンショウ属の落葉樹で、小さくて白い沢山の花が咲く植物です。
普通の大きさでも人の手が届かないほど大きな木で、大きいものになると15mもの大きさになる木もあります。あまり食用には出回っていない烏山椒ですが、
よく調味料などに用いられる山椒に比べると、少し大きめの黒い実をつけます。
烏山椒の実は薬にも用いられ、烏が好んで食べることから名づけられたといわれています。
【烏山椒の花言葉】
花言葉は「健康」「誘惑」「好意」
「健康」という花言葉は、お正月に飲む「お屠蘇(おとそ)」に、山椒が使われることに由来します。
お屠蘇は、1年の邪気を払い、無病長寿を願って飲まれ、胃腸の機能を高め、消化不良や腹痛、血液浄化、風邪、咳などに対して薬効があることにちなんで付けられましたと言われています。
「魅惑」は、食欲のないときでも、山椒の花や実の独特な香りにひきつけられることからきています。
学名の「ailanthoides」は、「シンジュのような」という意味を持っているそうです。
【烏山椒はちみつの特徴】
上の文章にもあるように、「ミカン科」の植物ですので、爽やかな清涼感のある香りが特徴的です。柑橘系の香りと甘さのバランスが良く、特に女性におすすめなのがこの烏山椒はちみつ。一番オーソドックスなアカシアはちみつなどと比べると、少し甘めでクセが強すぎないので、はちみつ初心者さんにもおすすめです。
≪烏山椒はちみつに合う食材は?≫
とても香りのよいはちみつですので、まずは紅茶やコーヒーなど、飲み物に混ぜて飲むのがおすすめ。また、甘味が強いのでトースト、バニラアイスに乗せるとスイーツ感が増しておいしいです。
他の柑橘系のフルーツなどとも相性がいいので、レモンやオレンジなどと一緒に使用してスイーツを作るのにも適しています。
調べてみると、はちみつにもまだまだ知らない色んな種類があるんですね。その数はなんと1000種類を超えるともいわれています。はちみつマニアでなくとも、栄養たっぷりで天然の甘味であるはちみつをよりおいしく食べる方法として、この烏山椒はちみつや、他の種類のはちみつを使ったレシピを作ってみたいですね。