かりんはちみつ漬けで体温まるホットドリンクを
今年はもう10月だというのに日中はまだまだ気温が高いですね。そうかと思ったら朝晩はとっても寒くて長袖がないと過ごせません。油断していると風邪をひきそうなので、最近は体温まるはちみつかりん酒を寝る前に飲むようにしています。
▶のどにやさしい「かりん」
子供の頃、祖母の持ち物の中には、いつもカリンのど飴が入っていました。一緒におでかけするときなんかは、わたしたち孫にも数種類のお菓子の入った袋を持たせてくれるのですが、その中にも必ずカリンのど飴が入っていました。ちなみにそれを食べた記憶はほとんどなく、「かりんのど飴」というパッケージの文字だけ覚えています。
大人になった今、乾燥の気になるこの時期は、のどがイガイガしたり、風邪をひきそうになったりすると、自然とカリンのど飴を手に取るのですが、毎年風邪をひくことなく、元気に過ごせているのは、祖母からの優しい教えのおかげだなと思っています。
漢方では生薬として使われているかりんですが、とってもいい香りがするのに、生の実は硬くて渋くて普通のくだもののようには食べられません。ですが、ずば抜けてポリフェノール含有量が高いんですって。なんとリンゴの25倍。
ポリフェノールは菌などの繁殖を抑える抗菌作用や、炎症を抑えて痛みを和らげる抗炎症作用をもっており、特にかりんのもっているポリフェノールは、のどに有効なんですって。のど飴として長年、カリンエキスの配合されたのど飴が店頭に並び続けるのも納得ですね。
▶かりんはちみつ漬けで体あたたまるホットドリンクを
神戸養蜂場ではこの時期、そんなかりんをたっぷりのはちみつに漬け込んだ「かりんはちみつ漬け」が大人気です。かりんは厳選された長野県産のかりんを使用しています。そのまま食べてももちろんOK。口全体にかりんのさわやかな香りと甘酸っぱさ、そしてはちみつのほんのり優しい甘さが広がり、とてもリラックスした気持ちになります。
それから、様々なドリンクにひとさじ加えてみてください。どんなドリンクでも相性抜群。例えば炭酸ドリンク。部屋の片付けやお風呂掃除など、体を動かす家の仕事は冬でも少し汗ばみますよね。そんな家事の休憩時間、少しの氷と炭酸ドリンクに「かりんはちみつ漬け」を入れてグイっと飲むと、午後からもがんばろう!って爽快な気持ちになりますよ。
それからアルコールに入れても美味しいです。冷たいチューハイにアクセントとして入れるもよし。反対に温かいドリンクとして、焼酎のお湯割りに入れて飲むのもよし。皆さんは焼酎のお湯割りを作る時、温度はどのくらいで作りますか?熱め?ぬるめ?
「お酒はぬるめの燗がいい」という歌詞もありますが、私もあつーいお湯割りの焼酎よりは、少しぬるいくらいが好みです。その方がかりんはちみつ漬けのほんのり甘さも味わえる気がします。ま、人それぞれですけどね。
健康がとっても大事だと日々感じさせられる昨今ですね。特に体調を崩しやすいこれからの時期、体温まる「はちみつかりんホットドリンク」で心も体もあったかくして過ごしましょう。