れんげはちみつをご紹介
春を知らせてくれる可愛らしい蓮華(れんげ)の花から採れるはちみつ。 よくスーパーなどでも見かけますよね 今回は、れんげはちみつをご紹介します。
【れんげってどんな花?】
秋に種をまくと、4月から開花を始めます。採蜜を行うのは5月下旬あたりからです。れんげの花は遠くからピンク色に見えますが、実際はピンクや紫白などがグラデーションに富んだ幻想的な色合いです。
さらに、すっきりとした匂いも特徴です。どこか香草(草木のいい香り)も感じられる清々しい香りです。
【れんげの花言葉】
「心が和らぐ」「幸福」という意味があります。
昔はれんげの球根を漢方として使い、鎮痛剤として使用していました。
そのことから、痛みが消える、つまり気持ちが楽になるということが由来だそうです。幸せになってほしい人に送ると良いとされていますよ。
【れんげはちみつって?】
その名の通り、れんげの花から採ったはちみつです。れんげ草の蜜を集めて作ったはちみつで、花の香りがほんのりとします。
昔ははちみつと言えば「れんげはちみつ」と言われるほど代表的なはちみつでした。れんげの花は大変良い蜜源になり、良質のはちみつを採ることができたのです。
ですが、近年れんげ畑は減少してしまい、国産のれんげはちみつは大変希少価値の高いものとなっています。日本ではれんげの種をまいて、収穫まで全てを管理してれんげはちみつを確保しています。
味は日本人好みのあっさりとした優しい風味。甘味と酸味が程良いバランスでおいしいはちみつです。味品質ともに最高級のはちみつとして、
購入制限を設けるところもあるくらい希少なものとなっています。
<れんげはちみつの特徴は?>
ブドウ糖が多く、しっかりとしたコクがあります。艶やかな色は、まるで宝石のよう。クセがなく上品な酸味で、れんげの風味が損なわれることがありません。
花の香りが強いのでストレートに食べるだけでも十分に楽しめるはちみつです。なにより、なじみのある香りにほっとすることができるのではないでしょうか。
<どこで採れるの?>
中国産が多くのシェアを占めています。国内では九州や東海、関西など希少ながらも国産が点在しています。
れんげ草は17世紀に中国から日本に入ってきた植物です。昔は肥料として使われていましたが、今ではほとんど見かけません。もともと中国で咲いていた花なので、中国産が多いのも納得できますね。
極上のはちみつを堪能してみましょう。
舌触りが良くまろやかな甘みを感じるれんげはちみつ。
そのまま食べても紅茶やコーヒーなどに入れても美味しく食べられます。蓋を開ければ、芳しくて甘い香りが漂ってきます。格別な味わいのはちみつを一度食べてみてはいかがでしょうか。
気になる方はこちらから「南九州産 れんげはちみつ」