神戸養蜂場の
はちみつについて
「もっと美味しいはちみつをお客様に提供したい」と強く想うようになり、養蜂業の起業を決意しました。その後、養蜂家に弟子入りし、養蜂学校で技術を身に着け、定置養蜂をスタートさせました。
育てた全てのみつばちを初めて越冬させることができたのは、養蜂をはじめて3年目のこと。みつばちからいただく恵みのすばらしさをお客様に伝えていくことができる最初のステップに立った瞬間でした。
手塩にかけて育てたみつばちが快適に巣を営めるよう、愛情をこめて世話をしてみつばちの代を繋ぎ、自然の恵みに感謝しながら糖度の高い良質なはちみつを生産しています。
はちみつ本来の風味へのこだわり
私たちは「本当のはちみつの味を知っていただき、風味豊かなはちみつを楽しんでいただきたい」と考え、本来の香りや味わいを楽しんでいただくためにも、国産においては水分を飛ばすための人工的な加熱温度をおさえたいわゆる「非加熱はちみつ」を取り扱っております。高温の熱によって水分を蒸発させたはちみつは、本来の成分が壊れたり、エグみが出たりする場合がございますので、過度な加熱を抑えることで本来の糖度や栄養素を高く保っております。
はちみつの水分量を測る検査です。神戸養蜂場のはちみつでは、糖度の高いはちみつであることが数値から証明するために、水分量が20%以下であることを確認しています
食品や環境中に残留農薬が無いか確認する検査です。食品衛生法に基づく登録検査機関による残留農薬分析検査の結果で、神戸養蜂場のはちみつに残留農薬は一切検出されませんでした。また、みつばちの行動範囲である2キロ圏内には、農薬を使用している田畑や果樹園がありません。
お客様から笑顔や感謝のお言葉をいただける幸せを感じながら、はちみつをご提供しています。みつばちがこの世からいなくなれば地球は4年持たないといわれていることをご存知でしょうか。みつばちは地球上に生きる様々な生物の命をつないでいます。
世界的にみつばちや養蜂家が減少にある中、あえて過酷な養蜂業を継続していく道を選んだのは、みつばちが元気に活動できる環境を守っていくことの大切さに気付いたからにほかなりません。
私たちの生産するはちみつはほんのわずかですが、地道にコツコツと養蜂業に取り組み、日本の養蜂技術を次世代につなぐこと、父が手掛けた養蜂業のすばらしさを多くの方に知っていただくこと、多くの方にみつばちの恵みをお届けすることが私たちの役目です。
今後は、天然の保湿成分や殺菌効果のあるはちみつを配合した化粧品や私たちの取り組みにご賛同いただける地元・神戸の食のプロとのコラボ商品の開発など、はちみつの可能性をさらに引き出した商品づくりにも力を入れてまいります。
また、近い将来、交配用のみつばちを必要とされる農家様に私どもの大切なみつばちをお貸しする貸蜂事業なども行っていく予定です。
はちみつ専門店として、はちみつのすばらしさをたくさんの方にお伝えし、「お客様の喜びの声を、私たち自身の喜びに」を胸に、お客様の目線に立った商品をご提供してまいります。
ただ純粋にお客様の喜ぶ顔が見たいと思う気持ちで未来を歩み続けます。
社 名 | 株式会社トーマス |
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所在地 | 〒652-0815 神戸市兵庫区三川口町3-3-3 tel.078-531-1160(代) fax.078-531-1165 E-mail:thomas@thomas-kobe.co.jp |
創 業 | 昭和60年4月 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者代表取締役 | 政次 裕也 |
事業目的 | 飲食店の経営 花・ハーブ等の加工、販売 食料品等の製造、加工 販売 民芸品・工芸品等の販売 イベントの企画、制作、運営 酒類の販売 養蜂事業 |
主な取引先(順不同) | 一般財団法人神戸観光局 財団法人 兵庫県園芸公園協会 財団法人 神戸市公園緑化協会 株式会社 夢舞台 |
代加盟団体(順不同) | 一般財団法人神戸観光局 神戸商工会議所 社団法人 兵庫県物産協会 兵庫県菓子工業組合 社団法人 神戸青年会議所シニアクラブ 社団法人 日本青年会議所セネター53320 盛和塾(大阪)1級 神戸ソフトクリーム衛生協会 会長 |
みつばちが人間にもたらす恩恵は、はちみつだけではありません。みつばちは植物の交配に欠かせない存在であり、みつばちが花粉媒介することによって果実は実を結び、植物は種を作ることができます。
みつばちは、生態系の中で重要な役割を果たしています。
神戸養蜂場の近くには桜の木がありますが、養蜂を営むようになってからこの桜の木にたくさんのサクランボが実をつけるようになりました。その実をついばみにたくさんの鳥たちが訪れ、鳥がフンとともに落とした種から芽が出て、新しい桜が少しずつ成長しています。 これが生きとし生けるものの営みであり、自然のあるべき姿です。
しかし、一方で、農薬の影響や蜜源植物の減少などにより、日本はもとより世界各地でみつばちの減少が報告されているのです。野菜や果樹の受粉に関わるみつばちがいなくなれば、農作物の生産率が下がり、農業は衰退してしまいます。
私たちの食卓も大きな打撃を受けることになるでしょう。みつばちの減少は、人間社会への警鐘にほかなりません。自分の身の回りにみつばちが生息しているかどうかは環境のバロメーターです。
私たち神戸養蜂場は、養蜂業を通じて本物のはちみつを生産・販売すると同時に、みつばちが元気に飛び交う野山の自然環境を守っていきたいと考えています。